今日は昨年度のKMC班が研究紹介をしてくれます。
かなり前に書いてくれた原稿ですが、掲載の時機を逸していました。
その後の調査も順調に進み、素晴らしい研究としてまとめてくれました。
(ごめんよ、KMC班の二人・・・。)
それではどうぞ。
はじめまして、KMC班です!
私たちの班は、岩渕、大久保の2人で研究を進めています。
KMC班の今年度の研究テーマは、「北里大学メディカルセンター(KMC) 動物介在活動・療法 に活用するイヌの衛生状態の研究」です。
イヌの体表面の汚れ具合を評価するために、シャンプー洗浄の前後にATP拭き取り検査による測定と電子顕微鏡による毛の観察を行ないます。
病院内にイヌが入る場合、イヌはより清潔な状態であることが求められます。
そのため、この研究により動物介在活動・療法に活用するイヌのシャンプー洗浄の最適なタイミングを提案することで、動物介在活動・療法の普及に少しでもつながればいいなと思っています。
ATP拭き取り検査はこんな感じでやっています!
写真のイヌは、KMCにおける動物介在活動・療法で活躍しているハイクくんです。
ハイクは日本盲導犬協会でPR犬として活動していましたが、日本盲導犬協会と北里大学との提携により、動物介在活動・療法を行なうイヌとして採用され、活動するようになりました。
そのため、とても賢くおだやかな性格で、KMCの多くの患者さんや医療スタッフの間で人気者です。
KMCでのお仕事以外は、ハンドラーである饗庭先生とそのご家族と一緒に暮らしています。
写真は、ハロウィンの仮装をしているハイクくんです!
可愛いですね~!
11月9日~12日には、埼玉県にあるKMCと神奈川県の饗庭先生のご自宅で実験を行ない、4日間かけて電子顕微鏡での観察用の毛の採取やATP拭き取り検査をしました。
初日には饗庭先生がハイクのシャンプーを行なっている様子を見学したのち、シャンプー後のハイクをドライヤーで乾かしましたが、2人で乾かすのにかかった時間はなんと1時間!
イヌを完璧に乾かす大変さを実感しました…
実習の最終日には、みんなで写真を撮りました♪
写真左の子がわかめちゃん、右の子がハイクくんです。
わかめちゃんは、饗庭先生のご自宅でハイクと一緒に生活している、元気いっぱいな女の子でした!
ハイクを対象とするサンプリングは無事終了したので、今後は、ハイクから得られたデータとの比較を行なうため、家庭で飼われているイヌを対象に研究を進めていきたいと思います。
以上、KMC班の近況報告でした!
ありがとうございました!
(岩渕・大久保)