当研究室では卒論研究として動物園で飼育されているニホンザルの環境エンリッチメントに取り組んでいます。
環境エンリッチメントを実施する際に、他施設での実施状況はおおいに参考になります。
そこで6月19日から22日まで、小倉の母校である京都大学霊長類研究所(Webサイトはこちら)と、その隣の日本モンキーセンター(Webサイトはこちら)に、学部4年生の池田くん、小林さん、西川さん、修士1年生の田中さん、小倉の5名で見学に伺いました。
霊長類研究所ではニホンザル飼育施設を見学させていただき、エンリッチメントとして用いるハンモックの作り方を教わりました。
また、チンパンジー飼育施設や実験の様子、標本庫なども見学させていただきました。
日本モンキーセンターではキュレーターズガイドやエンリッチメント体験に参加し、標本庫も案内していただきました。
学生たちは初めて訪れる施設でおこなわれている先進的な取り組みの数々に驚き、目を輝かせながらたくさんのメモや写真をとっていました。小倉は約3年ぶりの訪問だったのでしたが、よく知っている頃とは大きく変わり充実した部分もあり、また久しぶりに会ったチンパンジーのアイが私のことを覚えてくれていたことをとても嬉しく感じました。
今回の訪問中に教えていただいたことを基にして、しっかりと卒業研究に取り組んでくれることと思います。
訪問にあたってお世話になった以下の皆さまには、いくら感謝してもし尽くせません。
- 京都大学霊長類研究所 思考言語分野の松沢哲郎教授、友永雅己准教授、林美里助教、打越万喜子さん、綿貫宏史朗さん、櫻庭陽子さん、大藪陽子さん。
- 京都大学霊長類研究所 人類進化モデル研究センターの中村克樹教授、橋本直子さん、藤森唯さん、釜中慶朗さん。
- 京都大学霊長類研究所 進化形態分野の若森参さん。
- 財団法人日本モンキーセンターの新宅勇太さん、石田崇斗さん、荒木謙太さん、廣澤麻里さん、江藤彩子さん。
本当にありがとうございました!
(今回の訪問の様子は京都大学霊長類研究所思考言語分野のウェブサイトにも掲載していただきました。)