今日のZOOゼミでは、前回参加した学生からリクエストの多かった映画「ザ・コーヴ」の上映会をおこないました。
(ゼミ中の写真を撮るのを失念したため、DVDのジャケットの写真を載せておきます。)
この映画は2009年にアメリカ合衆国で公開され、日本の捕鯨に対する批判が高まるきっかけとなりました。
私は反捕鯨派というわけではありませんが、現在の日本が置かれている状況を学生のみんなと考えるよい材料となるだろうと考え、上映することにしました。
今日の記事は写真が無いので、文章を少し多めに書こうと思います。
誤解されないよう初めにしっかりと述べておきたいのですが、この映画を上映した意図としては、「学生のみんなに反捕鯨派になって欲しいから」ではありません。
日本の捕鯨に対する批判が世界の中に存在し、ZOOゼミに関連するトピックとしては日本の水族館が飼育するイルカの問題が近ごろ大きく報道されています。
それに対し、賛成であれ、反対であれ、なるべく多くの材料をもとに判断して欲しい、そんな意図でこの映画をみんなで見ました。
映画の中では追い込み漁だけで無く、鯨肉に含まれる水銀やイルカショー、IWCなどさまざまな話題が扱われています。
それらに対し、この映画は一面からの見方を提供しているので、興味を持った問題について自分で調べ他面からの見方を知るとともに、最新の情報を入手して欲しい。
また、感情的な意見に終始するのでは無く、ここは研究室なのだから、科学的な知見に基づいて科学的な判断をして欲しい。
そんな話を、見終わった後に学生たちにしました。
学生たちも興味が尽きなかったようで、終わった後も話し込んでいました。
今日は新たに3年生が3名参加してくれました。
これからも「熱い」会として続けていきますので、新たな参加者をお待ちしています。
次回は夏休みを挟んで9月末~10月初めくらいに再開する予定です。