今日の実習はハズバンダリートレーニングをテーマにおこないました。
ハズバンダリートレーニングとは、動物の健康管理や飼育作業を円滑におこなうことを目的とするトレーニングのことで、動物園動物や伴侶動物を中心に取り入れられるようになってきています。
実習では、ハズバンダリートレーニングの概要と理論的背景を概説した後、手法を体験してもらう目的でヒトのトレーニングをおこないました。
「積み木を決まった形に積む」という行動を、言葉を使わずクリッカーのみを用いて動物役の学生にトレーニングします。
単純な行動に感じるかもしれませんが、実はけっこう難しく、それでも正しい方法でトレーニングすれば行動を学習させることができるというのを理解してもらえたと思います。
その後、屋外へ移動し、研究室のさまざまな活動に携わっているイヌに協力してもらい、トレーニング体験をおこないました。
お手やお座りなど、正しくサインを出し強化すれば、イヌも意図した反応を返してくれることを実感できたのではないでしょうか。
