今日は負荷重量班の4年生が研究を紹介してくれます。

それではどうぞ。

 

4年の中林です。

私たちウマ班は「和種馬の駈歩における最大許容負荷重量」を卒業研究としています。

なぜ、このテーマを選んだのかと言うと、最近では乗馬療法やホーストレッキングなどでウマが活躍する場が多くなってきているからです。

こうした活動のいくつかは北海道和種馬、木曽馬、与那国馬などの小柄な和種馬を用いて行われています。

そのため、安全かつ効率的に実施するために、ウマになるべく無理をさせることのないよう、騎乗者の適正体重の上限の把握を行います。

最大負荷重量と聞くと難しく感じるかもしれませんが、「ウマが無理なく載せられる限界の重さ」という意味です。

それを今回は「駈歩」で行いました。

 

この実験には当研究室で飼育している北海道和種馬の月ちゃんとその交雑種のクローバーの2頭に頑張ってもらいました。

力のいるお仕事ですが、パワフルな2頭なら頑張れるはず・・・!

こちらは馬装した月ちゃんになります。ちょっとオシャレ。

20151118_1

そして、こちらがクローバーです。

20151118_2

こんな感じにかごをウマに載せて、そこに重りを載せて駈歩させます。

重さの設定は20kg、60kg、100kgの3段階です。

20151118_3

こんな感じで直径18mの円内を頑張って走ってもらいました。

実験後は2頭とも汗びっしょり。月ちゃん、クローバーありがとう!ご苦労様!!!

ここまで来るのに色々ありましたが…なんとか測定を終えることができました。

現在は得られたデータをもとに解析をしている段階です。

論文発表まで後少し。頑張ります!

(中林)