当研究室では「つばさ」という名前のイヌを飼育しています。

研究実習などに協力してくれており、このブログにもたびたび登場しています。

卒業生や病院でお世話になった皆さんなど、普段なかなか会えない方々もいらっしゃるので、最近のつばさの様子を紹介しようと思います。

 

つばさは14歳と大型犬にしては高齢ですが、それに負けずに元気に暮らしてくれていました。

ですが最近は調子が悪く、寄る年波には勝てなくなってきています。

一番の問題は、お腹に大きな腫瘍が見つかったことです。

動物病院で検査をしてもらった結果、悪性の骨肉腫であることが分かりました。

長径が10cm以上、重さで1kg以上とたいへん大きく、手術で取り除くとなるとつばさの体に負担がかかると考えられます。

そのためどのように対処していくことがつばさの幸せにつながるのか、私も研究室の学生も悩んでいるところです。

↑の画像はつばさのお腹をCTで撮影した物です。

青い線で腫瘍の大きさを測っています。

 

他にも、散歩の際の足取りがおぼつかなくなってきました。

もともと腰と膝にトラブルを抱えていた個体なので、その影響なのか、それとも腫瘍の影響なのか。

散歩が大好きな子だったので、昔の様子を知っている人はたいへん驚くのではないでしょうか。

それでも(日によって波はありますが)たくさん食べて、人が来ると喜んで、過ごしています。

つばさと過ごせる時間を一日一日大切にしながら、みんなでつばさのケアをしていこうと思っています。