動物飼育に携わり、動物福祉を研究テーマにするうえで野生動物の姿を学生たちには知っておいて欲しいと思っています。そこで学生たちを連れて、8月18日と31日に青森県の代表的な野生動物である下北半島の北限のサルと寒立馬を見に行ってきました。
8月18日は天気にも恵まれ、快晴の空のもとでサルたちを間近に見ることができました。
8月31日は残念ながら雨模様となってしまいました。足元の悪さに苦労しつつ、森の中を歩きながらこちらのグループもサルたちと対面することができました。
またこちらのグループは雨の中を苦労したからか、運良く野生のカモシカも見ることができました。
北限のサルを観察したあとは、同じ下北半島の尻屋崎にいる寒立馬を見に行きました。こちらは灯台を囲む一帯に暮らす半野生のウマです。
どちらのグループの学生たちも、普段研究室で目にしているウマたちよりも太くたくましい姿に圧倒されつつ、海に囲まれた中で出会うウマたちに感動している様子でした。
野生動物たちの暮らしとそれを取り巻く環境を実際に目で見ることは、とても貴重な経験となっただろうと思います。こうした体験をもとに、飼育動物の暮らしについても考えていってもらいたいですね。